新卒人事が語る なぜ地方公務員が良いのか

神奈川で働いている地方公務員が日々感じてることや仕事の魅力について語ります。

新卒で公務員になるな?

SNSなどを見ていると出てくる言葉

 

「新卒カードで公務員はもったいない」

 

これについて少し私の考えを述べさせていただこうと思います。

 

まず私の答えは

 

 

 

どっちでもいい

 

 

です。というか、そんなの個人の感覚の問題ですし周りの尺度で自分の職業を選ぶということ自体ナンセンスだと思っています。

 

私は新卒で公務員になりました。

 

私が今1番慕っている同じ部署にいる先輩は、IT系の営業とSEを経て公務員になっています。

 

私は新卒で公務員になって良かったと思っていますし、先輩は民間を経てから公務員になって良かったと言っています。

 

それぞれ考え方が違うと思うんですよね。

 

先輩は1度民間での感覚や情報の集め方を経験したことが、公務員の仕事に生きていると話していました。

 

私は新卒で入ることによって、フラットな視点でまちを見れるし、仕事を吸収できていると思います。

 

数年でも仕事を経験すると、どこかで自分のやり方が確立されていて、どこかに"癖"があります。

それが仕事に生きるひと、生きないひとがいます。場合によっては肌に合わないと感じて、再度転職ということもあります。

 

一方で先輩のように、前職の経験をフルで生かして活躍している人も大勢います。

 

 

視点を変えてまた分析します。

 

逆に公務員から転職をする時はどうでしょうか。

 

公務員の経験は民間じゃ使い物にならない。

潰しが効かない。

 

これが新卒カードを使うな論法です。

 

 

正直に言うと、それは自分の転職活動の失敗の原因を転嫁しているにすぎないような気がします。

 

結局民間が欲しい人材は

「前職が◯◯のひと」ではなく、

「◯◯な人」だと思います。

 

要は公務員として何をして来たのか。

自分はどんなスキルや経験があるのか。

その会社に入って何がしたいのか。

 

これをアピール出来れば良いわけです。

 

実際に新卒公務員→民間企業で大活躍されている方は数多くいらっしゃいますよね。

 

つまり、新卒だとか既卒だとは関係なく

 

なりたい時に公務員になれば良いし

 

なったら思う存分自分の力を発揮して活躍していきましょう。

 

それは公務員だろうが民間企業だろうが関係ないです。

 

とにかく悔いのない就職・転職活動をした結果、活躍していけばそれでいいと思います。

 

それでは( ・∇・)

やりたいことがない人ほど向いている

私が働いている中で感じたことです

 

「やりたいことがない人ほど向いている」

 

就活するにあたっておそらく多くの皆さんは

 

自己分析

 

業界研究

 

筆記試験対策

 

面接対策

 

こんなことを経験して来られたと思います。

 

私も大学3年に入るとよく大学のガイダンスで言われました

 

自己分析して自分を理解してください。

何をやりたいかを明確にしましょう。

その業界で本当にできるかを考えましょう。

 

こんなことをよく言われた記憶があります

 

地方公務員もおそらく一つの業界であり

 

研究の対象になると思います

 

しかし、ここまで5年間働いてみて感じたのがタイトルの通りです。

 

 

地方公務員という業界で一般行政職という職種で就職します。

 

すると色んな業界に配属され、転職するんです

 

観光業界だったり、市民活動だったり、人事だったり、サービス業だったり…

 

地方公務員という業界の仕事の幅はとてつもなく広くあり

 

この分野で活躍したい!

と強く思ってもなかなか配属されないことも、、、

 

配属されたとしても早ければ2〜3年しか関わることができないということもあります。

 

特定の分野でなく、幅広に生活を支えたい!と思える人の方が実は向いているような気がしてます

 

自分の意図してない分野に配属されても割り切って仕事に取り組めますし

実はそこに適性がある発見ができればメキメキと仕事をこなせます。

 

信念が強い人ももちろん心強い仲間になります

 

が、あまりにも強い人だと中には

 

「これは俺のやりたいことじゃない」

 

とモチベーションを下げてしまう人がいるのも事実。

 

どんな仕事であれ根底にある

 

「住民のために」

 

という部分にブレはないので、そこに関しては安心して欲しいです。

 

がやりたいことを突き詰めてやっていける業界ではありません。

 

(もちろん専門職だったり、スペシャリストコースのような人事制度を利用すれば別です)

 

なので、就活の時点で色んなことに興味関心があり

 

特定の業界に絞り切れない人

 

大歓迎!(だと思います)

 

働きながらやりたいことや、活躍したい場所を見つけていけるのも1つ公務員の魅力だと思います!

 

(もちろん面接とかでは上手く話ましょうね…笑)

 

私もまだまだ活躍したい分野を探してる最中です。笑

今ある所属で精一杯やっていますが、将来的にこの部署で管理職になりたいと思う場所を探している感じです笑

 

みなさん一緒にいい国を作っていきましょう!

 

最後なんか壮大になりましたが

 

それでは( ・∇・)

 

 

私の朝のルーチン

お題「起きて最初にすること」

 

お題スロットをやってみました。笑

 

出たのは「起きて最初にすること」

 

私の私生活を垣間見る機会ですが、大半の人は興味がないと思いますので笑

 

「朝のルーチン」について書こうと思います。

 

 

職場についてからのルーチンです。

 

まず始業は8:30です。

 

私はその1時間前を目処に職場に着くようにしています。

 

7:30 職場へ到着 書庫の鍵を開ける

 

7:35 コピー機などの電源をつけ用紙の補充(3台)

 

7:40 PCの起動、課内のゴミ箱の配置

 

7:45 午前分のコーヒーを入れに給湯室へ

 

7:50 コーヒーを飲みながら1日のスケジュール確認

 

8:00 ネットニュースを確認しながら職員と談笑

 

8:30 始業

 

 

こんな感じで1日のスタートを切っています。

 

特に上の人から準備をしてくれと言われたわけでなく

 

自発的にこのルーチンになりました

 

なので私が休みの日や出張の日については特に当番決めるわけでもなく、早く来た人がやってます

 

普段たまに私より早く来てる人がいる場合には

 

鍵開けたりはしてもらってます。

 

なぜ私がこのルーチンを行なっているかというと

 

基本的に7:50〜8:00くらいまでは私1人です

 

この30分が私にとってはかなり重要でして

 

家から職場で頭をすっきりと切り替える時間となっています

 

このおかげでスムーズに仕事に取り組めますし、普段仕事をしているとどうしても自分だけではコントロールできない時間があります。

 

朝の時間は完全に自分のペースで動かせる時間なので

 

頭の整理しても良し、勉強の時間に充ててもよし、時にはアプリをやっても良し

 

と気分転換をしながら仕事モードへと切り替えていきます

 

始業してから整理する時間が取れるならそれでいいんですが…

 

なかなかそうもいかないので笑

 

 

こんな感じで私の職場で最初にすること

 

=ルーチン

 

書かせていただきました。

 

多分何でもいいんですよね。

 

必ずこの流れで仕事に入っていくみたいな

 

自分の中での儀式のようなものがあれば

 

ペースは作れます。

 

私はたまたまこの流れを作ってしまっただけなので。

 

皆さんもぜひ「自分のペースの作り方」を確立してください!

 

それでは( ・∇・)

何のために仕事をするのか

我々は地方公務員です。

 

なので何のために仕事をするのかは、法律に書いてあります

 

でもこれはあくまで法律上、一般的に地方公務員が何のために存在しているかを定義しているだけです。

 

当然ながら一個人が感じる仕事の目的までは考えられてはいません。

 

我々はもちろん住民の方々のために仕事をしています。

 

でもそれだけだと苦しいですよね。

 

仕事をしていると、住民の方に求められていることができないということもしばしば。

 

お断りすることもあれば、規制しなければならないシーンもあります。

 

そんな仕事をしながら

 

住民のためです!

 

って胸を張って言い続けるのは正直苦しいこともあります。

 

 

でも我々って仕事をする以上、多分誰かのことが頭にあって働いています。

 

それは意識的にでも無意識にでも です。

 

自分

 

恋人

 

家族

 

住民

 

友人

 

多分誰かのために働いているんです。

 

仕事をする直接的な効果が特定の誰かのためのことだってあると思います。

 

長い目で見たときにその仕事が誰かのためになると思いながら働くこともあるでしょう。

 

もしくは仕事をしてお金を稼ぐことで、家で待っている家族や恋人のために

 

趣味を行う自分のために

 

スキルや知識を身につけて自分のために

 

とにかく何でもいいんです。

 

自分を含めて「誰か」のために働いているんです。

 

そしてそれって間違いなく誰かを幸せにできるんです。

 

なかなか実感できる機会って少ないんですけどね…

 

それを心の中で持っているか

 

なかなか感謝されないなぁとか人の役に立ってる実感がないなぁと感じてしまうか

 

この差だけでも仕事の質や、人生の質って変わってくると思います

 

仕事が充実してれば私生活も充実すると思います

(単に時間が多い少ないの話ではなくですよ!)

 

私生活が充実していれば仕事も充実すると思います

 

何せ同じ1人の人間が行う活動の一つに過ぎないので。

 

 

なので、自分が何のために仕事をしたいのか

 

誰のために仕事をしているのか

 

この部分はブレずに持っていたいポイントかなと思います!

 

これは公務員に限った話ではないですね💦

 

それでは( ・∇・)

 

私が地方公務員を志した理由

よく学生の皆さんと話していると

 

「面接で話せる志望理由が思いつきません…」

 

こんな相談を受けます。

 

みなさんの気持ちはすごくわかります。

こんなことを面接で言ってはいけないんじゃないか…

こう言った方が面接では良い印象なんじゃないか…

 

でも下手に言葉を取り繕うとすぐにボロが出ます。

 

聞かれたときに私はよく

 

「ここにきたのはなんで?」

 

と聞き返します。そうするとみんなそれぞれ想いを吐露してくれます。

 

大なり小なりみなさんきっかけがあって、地方公務員って仕事に興味を持っているんだなと感じる瞬間です。

 

では早速私がなぜ地方公務員を志したのか。

 

これについて書いていきたいと思います。

 

きっかけは単純でした

 

「なるべく家族と時間を過ごしたい」

 

こう考えたときに1番削れる時間が通勤時間だと思ったので、まず転勤がないことを魅力だと思って就活をしようと思いました。

 

初めは高校の教師を志して大学では勉強をしてました。

でもだんだんと勉強をしていく中で40年近くずっと同じ教科を教え続ける絵が想像できなくなってきまして…

 

(今思えばそれだけ夢が現実に近づいてたと言うことなんですが、、、)

 

それでずっと10年近くなりたいと思ってきた高校教師は一度諦めました。

(一応教員免許は取得しています)

 

そのあとで考えたのが、地方公務員でした

 

自分が勉強していた教職課程のスキルだったり

 

法律の知識だったり

 

なんとなく興味のある時事問題

 

この辺の興味を満たしながら、地元で働ける

 

これって良いじゃん!と思って県内の自治体を受けまくることにしました。

 

こんな単純な理由で地方公務員になりました。

 

正直入庁するまでは、具体的な仕事のイメージは全然なく…

住民票発行と教育委員会しかイメージ出来ていませんでした

 

今も庁内の全ての課の仕事は全く理解できていませんが、、、

 

でもなんとなーく目指した地方公務員

 

今はこの仕事に就いて良かったと思ってます

 

将来は教育行政にも携わりたいと思ってますし、

 

人事部門に配属されて学生と接することで

教師になるために学んだ知識やスキルを活かしながら働けてます

 

当然自分の関心と違う分野の仕事も経験することになると思います。

 

けどそれってすごい見識を広げるきっかけだなと思ってます。

 

実はいずれは教員になれればなと心のどこかでは思ってます。

 

そのときに色んな分野の知識や経験があれば

一人ひとりにより向き合える気がするんです

 

そういう意味では、地方公務員ほど色んな経験を積める職種はないなと。

 

自分が望めば望むほど色んな情報に触れ

 

色んなスキル・知識が身につき

 

生活の根幹を良い方向へ変えていける

 

こんな職業ってなかなかないと思ってます

 

その分責任は大きいと思います。

 

我々の仕事はやって当たり前ですから

 

「当たり前を当たり前と思ってもらえる」

 

これを私は我々の仕事の喜びであり、誇りであると思っています。

 

この辺はまた次回の記事で触れたいと思います。

 

 

地方公務員を目指す理由なんて人それぞれです。

 

それぞれどんなところに感銘を受けるか、影響を受けるかなんて違って当然です。

 

大事なのはその感性をどのように大事にしてきたか。

 

思いをどう育んで、大きくしてきた結果、地方公務員になろうと思ったか。

 

この2つだと思ってます。

 

就活、転職活動

 

いずれにしても一つの企業の試験を受けるって言うのは実は大きな決断ですし、労力を使います。

 

そうさせたのにはそれぞれ何かしら理由があるはずです。

 

その想いを バシッ と面接官にぶつければ良いんです。

 

面接なんて正直気持ちが伝われば勝ちですから。笑

 

そしてその想いを忘れずに働き続けられれば

きっと楽しい公務員生活が送れると思います!

 

それではまた( ・∇・)

仕事のやりがい

「へいたさんが思う公務員のやりがいってなんですか?」

 

多分今までで1番多く受けた質問がこれです。

 

もしくは「なんで◯◯の職員になろうと思ったんですか?」

 

このどっちかがよく聞かれます。

 

今日は やりがい にフォーカスした記事にしようと思います。

 

まず私が話す答えを書くと

 

「やりがいが無数にあること」

 

と言っています。正直学生からすると欲しい答えではないと思います。

 

けどこの言葉を聞いて食いついてきてくれるかどうかで、どこまで本気で公務員を目指してるかが分かる気がします。

 

面接用の答えが欲しくて聞いてくる子はここで普通に食い下がる子が多いです。

 

正直公務員の仕事のやりがいって分からないと思うんです。

 

配属によってそれぞれやりがいが違うと思いますし、多種多様な仕事がある中で一人ひとり感じるやりがいが統一されてるわけがないんです。

 

私が簡単にやりがいを伝えてしまうことでミスマッチに繋がっても嫌なので、冒頭の答え方をしています。

 

もちろん、しっかりと続きは話しています。

 

今の私のやりがいで言えば、大きく2つあるよ。

一つ目はこうして話をした学生の皆さんがこの自治体で働きたい!と思って採用試験を受けてくれること。

二つ目は採用試験を通して、採用して一緒に働く後輩たちがそれぞれの部署で頑張っているのを見ること。

 

研修担当をしていた時は、研修アンケートを見て今の業務に活かせそうって書いてあったりした時。

実際に研修でやっていたスキルなどを活かして何か事業が行われているのを知った時。

 

こんな感じで担当する仕事ごとに感じるやりがいって違ってきます。

 

でも結局そのやりがいの先を見ていくと

住民の方が不自由なく生活できる環境を整えていることに繋がってるかなー。

 

 

こんな感じで話をしています。

 

結局無数にあるやりがいを感じられるのが魅力ですし

おそらく公務員になろうと思った時には

どこかで 住民のために という思いがあると思います。

 

どんな仕事をしていても目の前の仕事が

最終的にそこに繋がっているのを感じることができる

 

これが公務員として働く1番のやりがいだと感じています。

 

まだまだ経験年数が浅い職員が何言ってるんだと思われるかもしれません。

実は住民を規制する仕事があります。

 

けどその最初の思いさえ忘れずにいれれば

おそらく良い仕事ができると思います。

 

面接に受かるためにやりがいを見つける

 

この考えを捨てて、自分が持っている思いを実現したいという想いを面接でぶつけてみてください!

 

絶対に面接官に伝わりますし、その想いがある職員は強いです!

 

そしてどんな角度からも住民生活に貢献できる。

 

これが1番なやりがいですよ( ・∇・)

自己紹介

簡単に自己紹介をします

 

へいた です。

 

神奈川県で地方公務員をやってます。

 

学生の頃は野球に没頭していました。

 

小学校2年生から始めて大学いっぱいまで。

 

大学の頃は早期引退し、母校で監督をやりながら

 

自分のチームのマネージャーをやりながら

 

こんな感じで野球ばかりをやってきました。

 

今でも野球は大好きで

 

プロアマ問わずにずっと見てます。

 

仕事の方はと言えば新卒で今5年目です。

 

人事関係 →  企画部門

という異動暦です。

 

学生や職員と接する仕事で丸5年が経過しようとしています。

 

地方公務員なのに未だ市民と接する仕事の経験はゼロ…

 

なのであんまり他の人に比べて大したことは言えないかもしれません。

 

ただ新卒でこの部局に配属になっているので

広く俯瞰的に行政を見てはきたのかなと。

 

そんな視点も踏まえながらつらつらと書いていきたいと思います。

 

よろしくお願いします🥺